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ミリタリーウエアの最高峰、アヴィレックスのB-3ジャケット。長年着込んだB-3ジャケットは他には得がたい味があります。正しいメンテナンスをして末永く楽しみたいものです。
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B-3ジャケットといえば、
A-2ジャケットと並び賞されるフライトジャケットの金字塔ですね。
1934年にアメリカ空軍(米国陸軍航空隊)に正式採用された
冬季・寒冷地気候用フライトジャケットです。
いわゆるヘビーゾーン(-30℃~-10℃)に対応と
当時の爆撃機のエアコンの貧弱さをカバーする為に英知を注がれたミリタリーウエアです。

分類をすれば
ムートン・ジャケットということになりますね。
羊毛をそのまま!皮付きで皮革加工してしまい、
その羊毛側を内側に、
シープスキン側を外側にしています。
羊自身の耐寒性をそのまま再現したようなものなので、防寒性能はピカイチ。
外側のシープスキンはいわゆる裏革なので、
強度アップ、耐摩擦、防汚、防水性能の向上の為、
アクリル・ラッカーコーティングされているのが特徴。
ま、経年変化で
そのコーティングもポロポロと崩れていくのですが、
そこがまた味となります。

そのシープスキンのお手入れですが
お勧めはなんといっても
マスタングペーストです。

定番としてはミンクオイルといわれるのですが、
ミンクオイルに実は本当のミンクオイルが何%入っていると思いますか?
60-70%?
20-30%?
いえいえ、数%らしいですよ!(0%!って話も聞きます!!)
考えてみれば判るのですが、
凄い量のミンクオイルが流通しているわけですが、
ミンクの養殖している数って実際数はわかりませんが
ミンクの毛皮の生産量に比例しているはずですからそんなに多い訳がありません。
しかもそんなに大きな動物ではないので
1缶をミンクから取れるオイルだけで満たすには
数十匹は必要になるのではないでしょうか?

つまりはミンクオイル伝説はもう終わり、だと思います。

代わりになるような
純度の高い動物油を探すと・・・
辿り着くのが
マスタングペーストです。

馬脂(馬刺専用の臭いがない脂)から精製され、
馬油ほぼ100%の純度を誇り(数%のビーワックス)、
皮革への浸透が素晴らしいのです。
もちろん浸透した皮革の
しなやかさ、潤い感は抜群のものです!
もちろん石油系のオイルや有機系溶剤不使用ですし、
革製品全般に使用出来ます。
※スウェードやヌバックなどの起毛革タイプ、メタリック皮革、爬虫類革は使用出来ません。

次点は
ラナパー
ビーワックス、ホホバ油を主成分にしています。
ワセリン、ラノリン等を程よく配合し、
石油系溶剤不使用なので皮革を傷めません。
保革、防水、艶出し、カビ取り、補色、汚れ落しをうたっています。
これも使ってみましたが、
使いやすく、満足の仕上がり具合です。
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